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籐むしろ-製作工程

1.籐(原木)の仕分け

籐の原木は、一本一本の太さが異なるので、籐の直径を測る道具(ノコギリの歯のように見える金具)に当てがいながらサイズごとに細かく仕分けていきます。

仕分けされた籐

2.節取り

籐の節です。


節を専用のナイフを使って一つ一つ削り取って滑らかにしていきます。気の遠くなる作業です。

3.割き分け

円柱状の籐を一本ずつ機械に通して籐を割いて行きます。サイズによって様々ですが籐1本から2〜4本に割かれます。

割いたあとの籐の断面

4.漂白

製品の色味を一定にする為に大きなプールみたいな所で籐を漬け込み漂白・洗浄します。

プールの中に入ってジャバジャバと作業する光景は衝撃的でした。 おじさんは大丈夫なのかが心配になります。。。


5.厚み調整

洗浄して乾燥させてキレイになった籐を同じ厚みに揃えていきます。

6.束分け

製品のサイズごとに必要本数を束分けしていきます。

7.穴開け

専用の機械を使って籐の側面に糸を通す為の穴を一定間隔で空けていきます。

8.紐通し

しなりのある長い特殊な針を使って麻糸を一本一本穴に通します。


9.切り揃え

一枚の敷物になった両端を大きなハサミで切り揃えます。ザクザクと音を立てながら真っ直ぐに切られていく作業は見ていて気持ち良いです。

10.三角穴切込み

先が三角に尖った刃物を使って縁かがり用の穴を手作業で真っ直ぐに開けていきます。

11.手かがり

皮籐を針に通して手でかがり付けをします。


見ていると簡単そうに見えますが、この作業とても難しいらしく、一人前に仕上げれるようになるには10年位かかるそうです。
一緒に案内して下さった工場長もこれまでに何度となく挑戦したらしいのですが難しくて断念したそうです。

12.裏貼り

裏貼り有りの製品の裏貼り作業です。

大きなプレス機を使って不織布を圧着させた後、手作業で縁を貼っていきます。