カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
グループ
コンテンツ
  • ホーム
  • パキスタン緞通について

パキスタン緞通について

パキスタン絨毯は主にカラチまたはラホールで作られています。
パキスタン緞通は約450年前にムガール帝国のアクバル大帝がペルシャ(現在のイラン)のイスファハンから織匠を招いて王宮用の敷物をラホールで織らせたのがはじまりとされています。歴史が浅い分、各有名産地の特徴を最大限に取り込んだ完成度の高い緞通と言われています。

ラホールなどパキスタンの地図

パキスタン緞通の幾何学模様

パキスタン緞通は歴史が浅いため独自のデザインや色は無く、トルクメン絨毯やアフガン絨毯またコーカサスやペルシャの物を模してつくられ始めました。

パキスタン緞通の幾何学模様

当店でも大変評判の良いボハラデザンは「象の足跡」のデザインとして縁起のよいものとされています。このパキスタン緞通独特のボハラ文様はトルクメンのギュルデザインを模して造られたもので、ボハラ地区で生産を始めたと言われています。

織り方

縦糸と横糸の割合が約2対1で織られ、裏側に2つずつ結び目があらわれるトルコ結び、もしくは結び目が1つずつあらわれるペルシャ結びで仕上げられています。緻密でありながら柔軟性に富んだ生地となっており、しなやかな仕上がりのためシワになりにくく、畳んで収納することも可能です。

ラホールなどパキスタンの地図

結び目数

手織りの絨毯は、単位面積当たりの結び目(織り目)の数で等級が分かれており、目が細かい(目がつまった)ものほど高級品となります。目が詰まっている絨毯は結ぶ糸が細く、なかなか織り進まないため、出来上がりに多くの時間を要し、高価となるのですが、緻密な柄を編み込むことができるので、柄がくっきりとした表現豊かな絨毯となっています。

パキスタン緞通は、12×24(1インチ間に縦方向24・横方向に12の結び目)10×20、9×16と言うようにバリエーションに富み、価格帯が広く、幅広い客層に対応できる絨毯として重宝されています。

ノット数比較

一般的に結び目の細かい絨毯ほど毛足(パイル)が短くなり、目が粗いものは毛足が長くふわふわとしています。
手織りの絨毯には毛の流れに向きがあり、見る向きで光の反射のし方が異なるため、色味が違って見えます。毛足が長いものでは色味が大きく異なるのに対し、毛足が短いと色味の違いが少なくなります。

9×16逆目と順目
12×24逆目と順目

原料は良質のウール

100%ウールを使用しているため保温効果が抜群です。またウールは不燃材料なので、ホットカーペットのカバーとしても最高の絨毯と言えます。
ウール100%は水でのお手入れが可能なので、メンテナンスについても冷水を使っての雑巾がけで綺麗になります。日常使用する絨毯としては抜群の利便性がある絨毯と言えるでしょう。

補修ができ、長くお使いいただけます

手織絨毯の利点のひとつは補修が可能なことです。絨毯がほつれたり、破れてしまっても、いわゆる「かけはぎ」のような技術で綺麗に修理することが可能です。また、フリンジが白のコットンなので、汚れが心配なところですが、こちらも取り換え可能です。当店提携の業者に見積もり後、依頼可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
多少費用はかかりますが、お気に入りを補修しながら大事に永く使っていただけるのも、手織絨毯の醍醐味といえます。

フリンジ

パキスタン緞通のページはこちらから