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籐あじろの商品ランクについて
ちょっとだけ籐について
籐はヤシ科の植物で、蔓(ツル)性の茎を伸ばす植物の総称です。籐には数100種類の品種があります。
ロタン(インドネシア語)あるいは、ラタンとも呼ばれます。

籐は樹に巻き付くように自生しています(写真左)。籐の表面には鋭いトゲがあります(写真右)。このトゲや節をとりのぞいたり、薬品で柔らかくするなど、刈り取った籐はいくつかの工程を経て、家具や敷物の材料となります。籐は簡単に断ち切ることができないのに柔軟性を持つという、素晴らしい天然素材です。
籐材料としての種類 「ロンティ」と「セガ」
籐の表面には、竹の表面に似た、ほうろう質と呼ばれる硬いガラス(二酸化ケイ素)の層があります。(実はこのほうろう質が、籐の醍醐味、ひんやりした感触を生んでいます。)
敷物材料としての籐は、このほうろう層を除去した材料がロンティ、除去しない材料がセガと呼ばれます。硬いほうろう質の残るセガは、ロンティよりも柔軟性に欠けるので、扱いが困難です。セガを編み込むには熟練の技術が必要となるため、高価となります。
なお、ほうろう質のないロンティは、肌触りをよくするため、最後にニスを塗って仕上げます。
まとめ
ロンティは作業性重視で天然のほうろう質を除去し、ニス塗仕上
セガ表面は天然のほうろう質、高価
ビラ幅
あじろを編む際に、細長い籐の繊維を重ね合わせていきますが、この籐敷物の最小単位の繊維をビラといいます。ビラの幅が小さければ小さいほど、編み目はより繊細になりますが、製作に時間がかかります。ビラ幅が小さいほど、高価になっています。

当店のあじろ製品クオリティ
当店の籐あじろ敷物は、材料の質やビラ幅で、クオリティを4つに分けています。

ロンティ#800 ビラ幅2.5mm
標準品
柔軟性が高く作業性に富んだロンティ籐を使ったあじろ。ほうろう質がないので、仕上げにニス塗りをしているため、どのタイプのあじろよりも光沢があります。お値段もリーズナブル。

セガ#880 ビラ幅2.5mm
上級品
天然のほうろう質の残るセガを使用した籐ですが、ビラ幅が広いためリーズナブルです。200×250cmサイズのみとなっています。

セガ ビラ幅2.1mm
上級品
ビラ幅2.1mmの繊細な編み目が美しいセガ。

SQセガ ビラ幅2.1mm
最上級品
SQはSuperQuarityの意。セガSQ籐は、機械ではできない0.1mmのレベルで幅・厚みを揃えたビラを使っています。職人技の美しく精巧な編み目をご堪能いただけます。

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